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episode.2
君が、私に「彼女が出来た」って言ってきたのは、秋のこと。
私は、突然君に呼び出されて、「もしかして告白!?」なんて勝手に期待して。結局、内容は「彼女が出来た」ってことだったんだけどね。
その時は、ほんとに辛かった。学校に行ったって、楽しくなんか無い。
すべてがどうでもよく思えた。
今思えば、私は君に依存してたんだと思う。
だから、「彼女が出来た」って言われたときは信じれなくて、、
だから、きっと未沙季にもああやって八つ当たりして。
一人で不満を全部全部、未沙季にぶつけて。
「謝らなきゃ...」
私は走った。
「未沙季!」
「...風宇!あのっ、ごめんなさい!私、風宇に軽々しく「やってみないとわからない」って言って!」
「謝るのはこっちだよ、、未沙季が心配してくれてたの分かってた。なのに、心に溜まってた不満、全部未沙季にぶつけた。ほんとに、ごめんなさい。」
「お互い誤ってちゃダメでしょ。こういうときは、二人共悪くない!」
「そっか...。」
「てか、不満溜まってたなら私に言えばよかったのに。」
「親友に不満ばっか言いたくないよ。」
その後、未沙季と二人で帰った。
「何でも幼馴染に思ってたこと言って!」なんて、未沙季がかっこよく言うから、全部話しちゃった。
でも、未沙季に話したら、すごくスッキリした気分になった。
あとは...、君にホントの気持ちを話すだけ。
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