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「そうか、ごめん。そんなところでも僕は間違ってたんだね。朝、寝起きのニーナを見たら、手を出さずにはいられないから、庭に出て、頭を冷やしていたんだ」
「庭に? もしかして、このお花はサフィリア様が?」
「うん。だって、フィードにもらった花束を持って、すごくうれしそうにしてただろ? これでニーナが笑顔になるといいなと思って」
「サフィリア様……。毎朝、この花が心を癒やしてくれました。ありがとうございます」
いつも私のことを考えてくれていたんだと、感激で瞳が潤む。
でも、サフィリア様は拗ねたようにつけ足した。
「本当は、ちょっと悔しかったんだ。久しぶりに見たお前の笑顔が、他の男からもらった花束のおかげだったなんて」
「他の男って、フィードさんですよ?」
「それでも悔しいのは悔しい」
子どもっぽい口調のサフィリア様が微笑ましい。
愛おしくてギュッと抱きついて、胸に頬を擦りつけた。
「ニーナ」
サフィリア様は私を抱き上げて、ベッドに下ろした。
キスをしながら、手が頭から髪の毛を伝わって肩、肩から背中、背中から腰、と全身をなで回す。
そうしながら、いつのまにか背中のボタンを外されて、ドレスをすっぽり脱がされる。
コルセットを緩められて、胸を持ち上げられると、コルセットの上に膨らみが露出して、その淫らな様子に赤面する。
サフィリア様はその頂点に交互に舌を這わせた。
「あ……あぁん……」
ジュクっと脚の間がぬかるむ。
尖った先端を口に含みながら、コルセットの紐を解き、取り払われる。
愛してる人に愛されるという期待感で、全身が震えた。
サフィリア様に触れられたところがすべて快感を拾い、熱が広がる。
そっと押し倒されて、ショーツを脚から抜かれると、すでにショーツがしっとり濡れていて、全身が熱を持った。
そんな私の様子をうっとり眺めて、サフィリア様は目を細めた。
「愛してる……。ぜんぶ、僕のものだ」
そうつぶやいて、私の脚を開くとその間に顔をうずめた。
「ああんっ、サフィリアさま……!」
ペロペロと秘裂を上下に舐められて、快感で下半身がビクビク震えた。
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