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こういう風にされるのは初めてではないけれど、美しい顔が私の脚の間にあるのは慣れないし、すごく恥ずかしい。
サフィリア様は今度は舌を尖らせて、愛芽をなぞるように刺激した。
「はああッ、あ、ああ……」
快感を逃がそうと身をよじる。
さらに、ぬかるみに指を抜き差しされると、背中を反らしてよがった。
いつもより感じてしまって、自分の反応にびっくりする。愛されていると思うだけで、快楽が何倍にも増幅されているようだ。
サフィリア様の髪に手を這わせる。瞳にかかっている前髪を掻き上げると、サフィリア様は私の秘部に舌を這わせたまま、ちらっと目線だけこちらに投げて、目を細めた。
「好き……、サフィリア様、好き」
浮かされるようにつぶやくと、激しいキスが落ちてきた。
サフィリア様は手早く服を脱ぐと、私の脚を持ち上げて、中に入ってきた。
「んん…………」
入れられただけで、背筋から頭に甘い痺れが走る。
シーツを握りしめると、手を取られ、握り込まれたまま、腰を動かされた。
ゆっくりスライドされると、痺れが全身に広がり、脚が宙を掻いて戦慄いた。
時折口づけながら、抽送を続けられると、快感が私を高いところに押し上げる。
「はぁあああーーーッ」
甲高い声と共に、私はあっさりイッてしまった。
私の締め上げに、サフィリア様も熱いものをほとばしらせる。
ギュッと抱きしめられて、キスを受ける。
「僕のニーナ。愛してる……」
幸せ過ぎて涙がこぼれた。
私もサフィリア様を抱き返して、幸福感に浸った。
それから、サフィリア様は全身に口づけを落としたり、後ろから貫いたり、対面座位と教えられた格好で交わったりと、いろんなことをして愛してくれて、宣言通り、なかなかベッドから出してくれなかった。
それから、メイドは一新されて、シグモントさんとアルマさんが厳選したメンバーに変わった。
ダンケルさんは私がつわりだと思っていたようで、食欲がないのに気づかず申し訳ないと謝ってくれた。
私の問題だったのに、こちらこそ申し訳ないと思う。ダンケルさんの美味しい料理のおかげで、私の身体はすっかり元に戻った。
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