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次から次へと問題児が表れて、ため息が出る。
あぁ、クランメンバーにこいつのこと言わなきゃダメっだ。
私は頭をかきながら、階段を上がってすぐの屋上前の踊り場に腰を下した。
『噂の通り、さっきうちのクラスに昨晩の子が来た』
『え、なんで!?』
『!?』
『さっそく、うちのクランに入れようよ!』
『昨晩の活躍、すごかったね!』
あぁ、どんどん話が加入の方へと向かっていく……。
『あ、加入だけど、それはちょっと難しいかもしれない』
『どうして?』
『親の出張で来たって自己紹介のときに言ってたから』
『残念』
『だよねぇ』
『とりあえず、こっちにいる間は仮メンバーてことでどう?』
『お、いいね! ちっち天才!』
あぁ、やっぱそうなるよね。うん……。
私もあいつのことを聞かされるまではそう思ったもんな。
ただ、昨日から私はどうしてもあいつのこと信用できなくなってるんだよな。
いくら、お偉い役職に就いたからってそう易々と損害とかって表すあいつを……。
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