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月山富田城をあとに、安来駅に戻り、やくも号に乗り換えます。
国鉄時代からの懐かしい(らしい)車両が現役ですが、数年後には新型車両に置き換わるとか。
ところで、海沿いをひた走る山陽本線(と新幹線)に比べ、同じ海沿いとはいえ、入り組んだ地形を走行する山陰本線は、かなりカーブが多く、スピードアップのネックとなっていました。そこで登場したのが、昨日のスーパーはくとのような振り子式車両。
そして、これはその最初期の車両。
しかも、内外装はいじったものの、足回りは当時のまま。技術が進化する前で止まっている。
つまり、何が言いたいかというと、めっちゃ揺れる!
いや、終点出雲市駅まで1時間ないからいいけど、長距離は中々に辛いものが。
以前に出雲まで来たとき、よく自分乗れたなと本気で思う。
さて、そして出雲ですが、時間の都合から、ここまできて出雲大社に行けず!
めっちゃ後ろ髪ひかれますが、駅でお土産屋さんを物色するにとどめます。
あ、ちなみにお昼は安来駅前のパン屋さんで食べました。地元有名店なのか、地元の人で混雑した店内で、ミニハンバーガーを確保し、美味しくいただきましたー。
そして、出雲大社のかわりといっては??ですが、出雲市駅から鳥取駅を結ぶ観光列車のあめつち号が停車していました。
さて、ここで特急列車に乗ります。
……真四角です(写真は夜に撮影したもの)
見た目、全く面白くないこの車両も、自治体補助金によるものだそうで、デザイン料やらなんやらをカットして頑張ったのが感じられます。
実際、摩擦が少ない鉄道車両の場合、100km以下の速度ならば、かっこいい流線型にしたところで空気抵抗の影響などごくわずか。メンテナンスの手間がかかるだけだそうなので、理にはかなっています。
実際、当時最新鋭の足回りを持つこの車両は、地上設備の高速化とあわせて、従来の車両から大幅なスピードアップを実現したそう(鳥取米子間で15分ほど)
つまり、揺れる……!
しかも、直線はバリバリ飛ばして、
カーブは車体を傾けての高速走行、
どうしても減速しないといけないときは、一気に速度を下げてからのエンジン全開の再加速。
そこそこグロッキーな状態になった頃、列車は浜田駅に滑り込み、フラフラと私は下車したのである。
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