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突き抜ける快楽 ★
ライアスの指によって何度も達するたびに、下半身に切なさが募っていった。
「ああ、ルディア。もうこんなに濡らして……なんて淫らで可愛いんだ。気持ちいいかい?」
ライアスに耳を舐め犯しながら囁かれ、ただただ一方的に快楽を与え続けられたルディアはなす術なく翻弄されていく。
「やぁ、そんなこと……いわな、せないで……あっ、ああん」
「ほら"気持ちいい"って言って。ルディアが素直に言ってくれるのが、俺は一番嬉しい」
「あっ、ああ……ライアス……っ! あっ、……気持ちい、ひぁっ、ぁあっあああーーーッ!!」
ルディアが素直に声に出した瞬間、強く花芽を押し潰され盛大に達し、目の前がチカチカと光が弾けた。
全裸になったライアスの下半身から生えている、赤黒くやけに主張の激しいモノを目にして、ルディアの意識は徐々に冷静さを取り戻していく。
「…………ライアス様……その、それ……」
先程まで気持ち良さげに果てていたルディアの顔が、怯えにより一気に強張る。
ライアスは誰もが見惚れるうっそりとした微笑みをして「君のここに、コレが挿入るんだ」と言いながらルディアの恥丘をするりと撫でた。
ライアスの瞳の奥は獣欲が滾りぎらぎらと光っているのがわかり、自らそう望んだはずなのに、本当に引き返せないのだと思うとルディアの背中がゾクゾクとした。
「──じゃあ、挿入れるぞ」
ライアスはルディアの細い腰を掴み、秘裂に硬く聳り立つ陰茎を擦り付ける。
今までの優しさが全面に出ていた行為から比べると、やや強引で余裕がなさそうなライアスの様子を見て、ルディアの中では逆に愛おしさが募った。
「──っ! ……あっ、あぁっ!」
「ル、ディア……すまない、優しくしたいが……」
突きつけられる圧倒的な質量を感じながら、ルディアの心は満たされていた。
「あぅっ、ああっ、いいの……貴方のっ、好きにして……あ、アッ──ッッ!」
ルディアが縋るような目で懇願した瞬間、ライアスの怒張が深く抉るように一気に隘路に分け入り、ルディアの意識を奪う。
はっはっ、と浅い呼吸を繰り返して痛みをやり過ごし、ライアスを見ると彼も辛そうに眉を寄せていた。
そんな苦しそうな男の姿を見て"貴方も辛いのね"と、少し余裕が出たルディアはライアスの皺の寄った眉間を人差し指で擦った。驚いたようにライアスの瞳が少し見開き、ルディアを見下ろす。
「痛いですか……? ライアス様がお辛いなら、今日はこのままやめても……っ、あぁっ? ひぃっ、んんっ、あぁんっ!」
「ふふっ……お気遣いありがとう。ルディアも余裕があるみたいだし、少し動かせてもらおうか」
「──ああっ! あん、あっあっあっあああっ!」
先程あったルディアの余裕など速攻で吹き飛び、ライアス主導でまた快楽が引き出されていく。リズムよく揺さぶられる律動に合わせて、ルディアの胸が上下に激しく揺れ、突き上げながらライアスはルディアの胸の頂きを吸い上げた。
「──ッッ! あっあ! まっ、て! ライアス……っ! イッちゃうっ! やっ、あっ、あぁあァあああーーーッ!!」
「ぐっ、あっ、ルディア、あっぁあ!」
ルディアの名を呼んだ後にライアスは低くうめき、彼女の中に熱を放った。
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