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episode.14
僕は頭の中で結論を導き出した。
すると、隣から。
僕の隣りにいたあかねが
「うっ...、は...苦し...」
バタッ...
「あかね!」
あかねが苦しそうな声をあげて、倒れた。
「あかね、あかね!ど、どうしよう...!!と、とりあえず病院だ!」
僕は病院に電話し、すぐに救急車が来た。
「桜衣花あかねさん、18歳です!」
「この患者さんは心臓に持病がある!発作だ!」
僕はこの環境にゾッとした。
あかねが死んだらどうしよう。僕だけ取り残されたらどうしよう。
そんな事ばかり考えてた。
すると、担架に乗せられたあかねが僕に言った。
「...ゆ、侑里...、大...丈夫、だよ...。私は、死、なないから...」
「あかね...」
その言葉に僕は心を救われた。
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