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「でもね?もうネットの情報もってこられないんだぁ」
「いいの!いいのっ!! 」
恵子は実体のないLiveyを抱き寄せた。脳が認識するそれは羽毛の具合も温かさも重さ迄感じ取ることができた。
「いいの!ノっ君がいてくれるなら、どんな形でもいいの! 」
「つめたいよぅ 恵子さーん」
頬ずりされながら飼い主を撫でるLiveyに恵子は声をあげて泣いた。
「もう少しだけ一緒に居られるね」
彼の言葉に恵子は尋ねた。
「もう少しだけ? どれくらいなの? 」
「うんとねぇ、世界が無くなるくらいかなぁ? 」
Liveyに寿命は無いからだろうか、人間のそれとはスケールが違う様だ。
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