2.橘百音

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 卒業式前日、純ちゃんとの待ち合わせ場所に意気揚々と向かった。    待っている間、ずっとドキドキしていたのに――結局、純ちゃんは来なかった。    二時間待って、諦めて帰宅した後は、ベットに顔を埋めて号泣した。    結局、純ちゃんは卒業式にも出席せず、それがまた悲しくて、卒業式ではしこたま泣いた。泣いて泣いて泣きまくった。
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