3.高橋晃

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3.高橋晃

 ここ数日、ずっと緊張しっぱなしだった。    とうとう百音にプロポーズをする。    交際して八年になろうかとしていた。十分に機は熟しているはずだ。    それでも不安が拭えないのは、百音の心の中に、吉田が住み着いているのを知っているから。
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