3.高橋晃

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 駅へとつながる商店街を歩きながら、頭の中であれやこれやとシュミレーションを繰り返した。食事が始まってすぐがいいだろうか。いや、やはりデザートが出た頃合いのではないか。でも、アルコールが入った状態でのプロポーズは、百音としては"あり"なのか"なし"なのか。    そういったところ百音はキチッとしているのだ。でもせっかくの食事なのだからアルコールなしも侘しい。    じゃあどうしようかと、あれこれと思いを巡らせ歩いていると、信じられないものが俺の目に飛び込んできた。
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