1.吉田純平《よしだじゅんぺい》

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 4番打者は大振りのようでいて、案外粘っこく、ファールが続いた。    試合が動いたのは7球目だった。    鋭い打球がレフトライン際を襲ったのだ。    走る。走る。走る。僕は必死に足を動かす。低い弾道はグングン伸びていく。
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