1.吉田純平《よしだじゅんぺい》
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1.吉田純平《よしだじゅんぺい》
ピンチだった。地区予選の準々決勝。最終回。1-1の同点。ツーアウト、ランナーニ塁。一打サヨナラ負けの場面。高校三年の夏。つまりはランナーがホームに帰った時点で、僕の高校野球は終焉を迎えることになる。 相手のバッターは4番で、今日はフライばかりでヒットは出ていないが、体格やバットの振りを見る限り破壊力は高そうで油断はならない。
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