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星母神降臨
その時、第2子を出産したジョナサン・エルネストの愛人、フランチェスカ・ルバリエ・エルネストは、育休中で、自分の寝室で、長男のフェリックスに授乳中だった。
ここは、私の寝室だけど、もうしばらくしたら出ていかないとね。
私は彼の愛人で、ユノが正妻なのだし。
あれ?ここ私の部屋なのよね?
まるで、私が学園国家アカデミーの王妃みたいじゃない。
鏡を見ると。あれ?何で私がティアラを?
結婚前はカチューシャだったのに。
結婚?誰と?
「貴女は確かにジョナサンと式を挙げた。出席出来なくてごめんなさいね?そう言えば」
突然現れた幼児が言った。
え?幼稚部の子?名前は、確か。
「ルルー?ルルー・プリンシパル?」
「今の私が誰か、貴女は知っている?」
「ーーガイア?」
戸惑いがちのフランチェスカの言葉に、ルルーは艶然と頷いた。
あー。まあ。エラルは言った。
「今思えば、ひまわりは排卵日前の安全日だったのでぃいす!私のゴッドパワーがひまわりのバイオリズムを狂わせ、急速にあんたの膨大な精子はひまわりの卵をズキューン!あっという間に着床したのでぃいす!だからって礼は要らねえぜ!ぎゃあああああああ!やっぱり撃つんかあああああい!」
「何か股間に食らった痛みを思い知れエラル。突っ込んで撃ってやるから、にぱってしろ」
「銃口を女のそこに突っ込む気でぃすか?!正気じゃあねえのでぃいす!ぎゃあああああああああああ!!」
「馬鹿な愛神は這いつくばっていればよい。我はロリの守護神。故にくまさんを守らんとしていた。この混乱にあるのはユノの急な成長である。考え得る可能性は、イシノモリ流武闘術と、もう1人のロリッ子である」
「その可能性は俺も考えた。よく考えれば、そう言う不条理がまかり通るのが俺のいた世界だった。だが、確かに俺の記憶が、ウェディングドレスを着たユノを抱き抱えたのを覚えている。その時のポカポカした、ユノの幸せそうな匂いもだ。だが、同時にフラさんのいい匂いもあった」
「うぬの匂いの記憶は、最早脅威とすら言える。神の持つ傲慢性は、うぬの匂いの記憶に打ち破られるのだな」
神?やっぱりか。確か、何日か前に。
「やっと気付いたのね。私は警告したわよ?」
「うむ?うぬは」
「あー。やっと来たでぃすねい。ガイア」
幼女と化した神が現れた。
「言ったわよね?私の勘違いを正直に伝えたのに。このロリコン神と違って、私はあの子をきちんと愛している。だから、私は現れた」
「ああ。このロリコン神はいい。どうでも。俺は誰を撃てばいい?」
「永遠にタブリ続けているアカデミーの生徒よ。既にゼウスはフランチェスカを襲った。まあ、彼女はそいつに救われたんだけどね」
「思い出した!ティア・アーネゼースだったな?姉ゼウスってお前」
「まあ、ゼウスの姉って言ったらヘスティアしかいないわね。ソルス、どう思う?」
「俄には信じられぬ。ヘスティアたんは永遠のロリ神である。ヘスティアたんは。ヘスティアたんは違う。であろう?」
「たんたんうるせえよロリコン!勝手に俺達におかしな過去を植え付けた馬鹿を退治だ!手を貸せ!お前等!ソルス!上手く行ったら俺の宝物コッソリやるから!これだああ!」
変態下着ドロはそれを、さっき脱がしたユノのくまさんをヒラヒラさせ、ソルスは床に額を擦り付け、エラルとガイアは改めてこいつをキモいロリコン認定し、ユノはまだ寝ていた。
エッチする度下着が消える。フランチェスカの言葉通り、濃密なニャン臭の付いた下着の収集が、我等がどスケベ国王の趣味だった。
これから、ヘスティアはフルボッコにされることになる。
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