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ティア。
ユノ。
それぞれが、友達の名前を呼んでいた。
「よく解りませんが、先生を襲いましたね?」
「知られたくなかったんだや。あたしの正体を。あんたとあたしは似てる。ずっとダブり続けんべや。理事会の好みにおもねった論文なんか書かんでもよかんべや」
「そうです。思い出しました。先生とポカポカしていて忘れていました。魔法少女におめえはなれ。父の言葉は今も胸にあります。卒業すら出来ないようでは、魔法少女を名乗れなくなります」
「そうだぜ。ユノ。えれえ気を感じてきた。なあ母ちゃん?」
「おさびし村で初めてのアカデミー卒業ったら大変なもんだよ。邪魔すんのはあんたかい?修行を思い出すね。婆ちゃんとの。父ちゃん!この子前の白い子より強いんじゃないかい?!やれんの?!」
「おう!修行したんだ俺達は!1年以上時間があったんでよう!多分、白い女くらいなら何とかなるぜ!」
おっかない両親が現れた。
しかも、修行した?白い女って、それって臥待月?
前のユノの最後の敵すら勝てるって、マジか?
この両親多分恒星炉積んだ臥待月に勝てるって?
「産後のユノの修行だ!ユノ!こいつを何とかしとけ!見てるからよ!」
何てこと言うの?産後のリハビリに神と殴り合えって。
「よく解りませんが、イシノモリ流武闘術皆伝。イシノモリ・ユノ・エルネスト、行きます」
「しゃあねえ。処女神ヘスティア!っくらす!」
俺を放っといて、人の話を聞かない一家が神に襲いかかったという。
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