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夕暮れニャンニャン
夕食の時間前の食堂で、落ちこぼれ3人組の補習が行われるようになった。
「まあ、お前が補習に顔出してよかったよ。論文講義再開といこう」
はい。元気よく言ったユノの姿があった。
ちっこさ取り戻して、よかったような残念なような。
「忙しいんだこっちは」
「頑張りましょう。ティア、ブリュンヒルデ」
「えええええ?あたしに勉強させる気きゃあ?」
「ブチブチ言ってないで仕事しな。ティア」
「アカデミーに、まさかお前が入ってくるとはな。でも、まあいいじゃねえか。エレクトーラの料理を盗め。卒業まできっちり働けよ」
「フライパンではこくっぞおめは。でも、あたしがついに卒業きゃあ。感慨深いもんがあんべや」
授業も受けんと彷徨いてただけだろうがお前は。
「そしてブリュンヒルデは収監な。まだ描いてんのかユノ本。ヘスティアとどっちが留年するかってなってるな」
「ぶにゃああああああす!表現の自由に対する侵害に!私は断固として表現で戦い続けるぞおおおおおおお!トリエンナーレなう!」
ホントにお前は何を言っているんだ。
俺はふと、ユノを見た。
なあああん。
声に出さずに猫が鳴いた。
まあ、この時間なら空き教室くらいあるかー。
アリエール解禁したんで、平等にするにはまだまだ回数重ねないとなあ。
ユノと空き教室にしけ込んだ。
ユノを娘か妹みたいに可愛がっている内はよかったのになあ。
2人目作らんと。でもああ♡ユノニャン最高だ♡
ユノのスベスベなお尻をナデナデしながら、平等がもたらす恐怖を強く感じていた。
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