夕暮れニャンニャン

1/1
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ

夕暮れニャンニャン

夕食の時間前の食堂で、落ちこぼれ3人組の補習が行われるようになった。 「まあ、お前が補習に顔出してよかったよ。論文講義再開といこう」 はい。元気よく言ったユノの姿があった。 ちっこさ取り戻して、よかったような残念なような。 「忙しいんだこっちは」 「頑張りましょう。ティア、ブリュンヒルデ」 「えええええ?あたしに勉強させる気きゃあ?」 「ブチブチ言ってないで仕事しな。ティア」 「アカデミーに、まさかお前が入ってくるとはな。でも、まあいいじゃねえか。エレクトーラの料理を盗め。卒業まできっちり働けよ」 「フライパンではこくっぞおめは。でも、あたしがついに卒業きゃあ。感慨深いもんがあんべや」 授業も受けんと彷徨いてただけだろうがお前は。 「そしてブリュンヒルデは収監な。まだ描いてんのかユノ本。ヘスティアとどっちが留年するかってなってるな」 「ぶにゃああああああす!表現の自由に対する侵害に!私は断固として表現で戦い続けるぞおおおおおおお!トリエンナーレなう!」 ホントにお前は何を言っているんだ。 俺はふと、ユノを見た。 なあああん。 声に出さずに猫が鳴いた。 まあ、この時間なら空き教室くらいあるかー。 アリエール解禁したんで、平等にするにはまだまだ回数重ねないとなあ。 ユノと空き教室にしけ込んだ。 ユノを娘か妹みたいに可愛がっている内はよかったのになあ。 2人目作らんと。でもああ♡ユノニャン最高だ♡ ユノのスベスベなお尻をナデナデしながら、平等がもたらす恐怖を強く感じていた。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!