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教員棟の密談室に、ルルーは足を組んで座っていた。
パンツくらい履けよ幼児。
「大体、何がルルーだ。ルルド・リュミエールじゃねえかお前。ルルー・プリンシパルって、ただのルルー校長じゃねえか」
「ちょっと昔を懐かしんだだけよ。ジョナサン貴方、ユノを食べちゃったのね?それで、ソルスは貴方をロリコンとして始末することを正式に宣言したわ。よかったわね?」
「何がよかっただ。あのロリコン神に付け狙われるの俺じゃねえか。って言うかルルー、あんたガイアでいいんだよな?」
「ルルーにはルルーの人生がある。それを邪魔する気はないわ。私はソルスほど化身の主導権を奪う気はないのよ」
そうか。そう言えばソルスとおんなじなんだよな。
ソルスがこっちに現れるには、聖女アルビオネと言う化身を利用しなければならないようだ。
「で?何で突然ガイアになったんだ?」
「私がアースツーの神になった時、私が守りたいと心から思うのが、救星の勇者と星の巫女よ。あの子には、夢という形で色々な助言をね」
「1人ニャンニャンのやり方教えただけじゃねえか。あんただろう?全員に教えてた変態は」
生徒時代、10代半ばのフランチェスカの指からニャン臭がした時、女性に対する幻想が崩壊したことを覚えていた。
「まあね。あの子、前は終の吐息で体が成長していたでしょう?実際のちっちゃいあの子に、流石に貴方が意馬心猿するとは思えなかったのよ。あの子はあの子で、大人の女性として扱われたはずなのに、あの子の妊娠を越えて、そう言う場面はずっとなかった。私も驚いたわ。私がサクヤとエラルに協力を仰いで、ユノに貴方を誘惑する術を教えなかったらどうなっていたか。無理矢理貴方のワンちゃんをいただく方法を私に聞いてきたのよ?まさか、あそこまでユノがムラムラしてるとは思わなかった。催眠魔法を教えなくてよかったわ」
ひまわりの催眠魔法って、頭をガツンとぶっ叩くってところか?
「ふざけんなああああああ!ユノに催眠魔法食らったら、下手したら死ぬだろうが!あいつ根本的にそう言う奴なんだぞ?!魔法と腕力で起こした現象を一緒くたに考えてる奴だからな!」
結果意識を失えば一緒です。とか言いそうだった。
「結果として、ユノは私の弟子として、貴方を誘惑する様々な仕草を会得した。普通に成立して、かえってよかったわ。問題はね?名実共に貴方の愛人になったエロユノを、許さないおぼこがいたってことよ」
「ん?そいつは?」
「多分、貴方はもう彼女を知っている。何故かアカデミーに入学し、50年もの間、生徒でい続けた子を。勿論当時は知らなかった。でも、50回もの間、留年し続けたことで、私は、その子が当時の私や魔王と同じ身の上だと考えた。結果として、正しくはあったが間違ってもいた。永遠の若さを保つのは、私と同じく異世界から転生した者か、あるいは、既にその先にいる者よ」
ああ。神かー。
面倒だったな。アフの奴は。
「今回は、どんな神なんだ?」
「今、局部的に凄い人気のある神よ。私が見た限り、おっぱいは大きくないけれど。今のルルーとおんなじ。でも、いずれ大きくなって、12歳の時貴方の赤ちゃんを生むわ。貴方が寄って集ってすり潰されるまであと9年よ」
「んなことあるかああああああああ!ボケえええええええええええ!!!」
訳の解らん御神託を賜っていたという。
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