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御堂が取り出したのはアロマオイルだった。三神峯が吐き出した白蜜を潤滑油代わりにしてもよかったのだが、秘孔に触れるのはまだ数えるくらいだ。白蜜だけではうまく滑らず、三神峯に痛い思いをさせてしまうのも忍びない。
一緒に選んだベルガモットの香りが鼻に広がるのが、さらに御堂を興奮させた。アロマオイルに濡れた指で秘孔の周りを撫でてから、ゆっくりと侵入させた。
「っぁ、はいってくる……」
「痛くない? 大丈夫?」
「ん、だいじょ、ぶ……、あっ」
「指、増やすよ。力抜いててね」
すんなりと御堂の指を受け入れた三神峯の肉壁が、まだまだ物欲しそうに絡みついてくる。記憶の中にある三神峯の”いいところ“を探りながら、再び芯をもってふるふると揺れる三神峯の自身にまた御堂の中心も怒張した。自ら快楽を得ようと、三神峯の腰も揺れている。
「っは、あっ! やっ、ん!」
「は……っ、やばい、俺も限界……っ」
「んぁ……っ!」
だいぶ柔らかくなった三神峯の中から指を抜き、スキニーパンツの中から怒張した自分の男根を取り出す。解放を望んでいた男根は、取り出した途端に勢いよく上を向いた。
「ん、あ……っ、かずき、ちょうだい……?」
「っ、そんな煽らないで。俺も限界だから……っ」
誘い込むように広げられた秘孔が物欲しそうにぱくぱくと呼吸を繰り返している。そんな姿を見て我慢できるはずがない。これまでずっと、三神峯の体調を気にして最後まですることはなかったのだ。どこかで物足りなさを感じていても、三神峯が求めてくれるだけで満たされていた。だからこそ彼の大胆な誘いに戸惑いすら感じてしまう。
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