ep.10 *

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 脈を打ちながら欲を吐き出した男根を引き抜くと、物足りないと言わんばかりにひくひくと秘孔が収縮した。欲が残る恍惚とした表情で浅い呼吸を繰り返す三神峯に、宥めるように汗で濡れた髪を払ってキスを落とす。 「よく頑張ったね。俺のこと受け入れてくれてありがとう」 「ん……、和樹……」  ふと三神峯が御堂の首に腕を回して強く抱き着いてきたと思えば、耳元で小さく続けた。 「またしようね……?」 「もちろん。今度はもっとしようね」  満足気に目を細めた三神峯は、艶やかで、美しかった。
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