ep.6 *

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「ふっ、ん、ん……!」  胸の突起を親指で潰したり周りをなぞったりすれば、くすぐったいのか三神峯は身を捩らせた。くすぐったさの中に疼きを覚えさせるようにわざとらしくクチュクチュと唾液を絡ませる音を立てて最後に三神峯の舌を吸うと、びくりと肩を跳ねさせて一段と高い声を上げた。 「ひ、ぁっ! ン、はぁ……っ」 「ン、景、かわいい。堪らない」  離れた唇に息を切らせながら御堂を見れば、御堂自身の唇を舌で舐めとる仕草に下腹部がじわりと熱くなる気がした。生理的な涙で濡れた瞳を唇で掬い取ると、御堂は三神峯に跨ったままスウェットの上を脱ぐ。露わになった鍛え上げられた上半身に思わず三神峯は見惚れてしまった。 (やっぱり、かっこいい……) 「はあっ……、ごめん、我慢効かないかも」  そう言って御堂は少しだけ乱暴に三神峯のスウェットを捲り上げてちゅ、と音を立てながら右の胸の突起を唇や舌で弄ぶ。空いた左の突起は御堂の長い指で好き勝手されていた。 「んっ、あ、はぁ……ん!」  先ほどまではくすぐったいと身を捩らせていた三神峯だったが、その口から漏れる声は徐々に甘い嬌声に変わっている。甘い嬌声と三神峯の艶美な姿にあてられて、御堂の自身はすっかり固く主張させてスウェットすら持ち上げていた。  かわいい、かわいい。無我夢中で三神峯の胸の突起に吸い付いた。
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