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「ん、む、んぐ……」
「ちょっ……、やばい、景、――っ!!」
「ん、ふぐ……っ!」
御堂の精が三神峯の口内に吐き出されると同時に、三神峯もびくりと体を震わせた。噎せながらも三神峯は必死に喉を嚥下させて飲み込もうとするが、飲み切れなかった精液が口からこぼれた。
ベッドボードに置いていたティッシュを数枚取り出し、三神峯の口元を拭いてやる。
「ごめん、ぺってして。気持ち悪いだろ」
「っ、ふあっ……」
三神峯の表情はすっかり蕩けきっていて、唇に触れるわずかな感触だけでもびくりと肩を跳ねさせて甘い声をこぼした。
「……景、もしかしてイッちゃった?」
「うう……気持ちよかったから……」
膝を擦り合わせる三神峯の下腹部を見れば、先ほどまで主張させていた下着に先走りで濡れたようなしみではない大きさのしみを作っている。それでも三神峯の自身は固いままだ。
下着越しに触れると、ぬるりと下着の中でいやらしい音を立てた。
「あっ! や、いま触られたら……っ!」
「景はえっちなんだね。下着、こんなにべたべたになってるよ?」
「ちが、あっ、う……」
(そんなとろとろの顔で否定されても逆効果なんだけどね)
知ってる、いじわる言ってごめんね。そう彼を安心させるように再びベッドに押し倒して、その唇に舌を絡めた。彼の口の中に残る独特な苦みに眉を潜めたが、そのうちあまり気にならなくなった。
「ん……、ふ、ン……、かずき……」
三神峯の蕩けた表情にあてられて御堂も徐々に理性が崩れてくる。精を吐き出したばかりの自身も、再び固く上を向き始めた。三神峯の下着を脱がせれば、ふるりと露わになる三神峯の自身から銀糸が引いた。
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