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「景、大丈夫? 辛い?」
「んっ、あん……ッ」
反応が弱くなった三神峯を見て、御堂は指を抜いて唇を重ねる。指を引き抜くことにすら快楽を感じているらしい三神峯は、小さく甘い嬌声をあげて腰をゆるりと動かした。
「無理させてごめんね。でも、俺がイくまでもうちょっと付き合ってね」
「ン、かずき……?」
三神峯の艶やかな姿に、御堂の自身は先ほどよりもさらに怒張していた。もう触れただけれで射精してしまいそうだ。三神峯の太ももを持ち上げて付け根にキスを落とすと、三神峯の男根と一緒に自分の男根を擦り始めた。
「あっ、いま、イったばかり……!」
「ごめん、もう少しだけ。っ、は、やばい、気持ちいい……っ」
「やあっ、かずき、ああッ! おかしくなる……ッ!」
擦り合わせるスピードが早くなり、肌と肌がぶつかる音が部屋に響く。三神峯の腰も自然と揺れていた。肌と肌がぶつかる音、精液が擦れ合う粘質的な音。御堂も理性などほとんど残っていなかった。
「ンッ、は、出る……ッ」
「や、あッ、ああッ、――ッ!!」
二人分の白濁が、三神峯の腹を汚す。肩で呼吸をする三神峯が、頬を紅潮させたまま御堂に手を伸ばした。
「……あっ、はあ……っ。好き、すきだよ、かずき……」
「っ……、俺も、愛してる」
「ふふ、俺も……」
そのまま眠ってしまった三神峯に、もう一度キスを落として丁寧に吐き出された精を拭き取る。
ひと通り綺麗にしたあと、御堂は三神峯を抱きしめて眠りに落ちた。今日は幸せな夢が見られそうだ、そう思いながら。
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