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ママも来ないしお客さんも来なくて退屈だったので、畳の上にごろりと横になりケーヤク結婚の事に付いて考えた。
おばあちゃんの話によると、ケーヤク結婚というのはなんだか良くないものらしい。もしかしたらケーキ屋のお姉さんは好きでもない人と結婚させられてしまうのかもしれない。
これはパパのように悪い人を逮捕して約束を破ってもらわないといけなと思った。
しかし、お姉さんとどんなケーヤクをしているのかも、ケーヤクしている人もわからない。
この捜査は難航するかもしれない。ヘタすればメイキュー入りしてしまうかもしれない。情報が必要だ。
しかし、誰から情報を得ればいいのだろう、ママは役に立ちそうもない。パパは知らないだろう。頼りにしていたおばあちゃんは倒れてしまった。
誰かケーキ屋のお姉さんとお友達の人は学校のクラスにいないだろうかと考えてみたが、全く見当がつかなかった。
ほかにもいろいろ考えてみたが良い案は思いつかなかった。
一人でしばらくうんうん考えていると、お店の入り口の方から人の足音が聞こえてきたので体を起こしてそちらを向いた。
ママであった。
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