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「虚ちゃん、久し振りの学校はどうだった?」
夕飯の時にそう零人に聞かれる。
「どうって……普通に、楽しそうでしたよ。
何故か、帰りに沢山の人に遊ばないかと誘われましたが、これは受けといた方が良かったのでしょうか?」
ですが、零人を待たせては行けませんし……と呟く虚を横目に、零人は虚に言う。
「別に、虚ちゃんが嫌じゃなければ、全然遊んできても大丈夫だよ。
俺は別に、気を悪くしたりとかはしないから
まあ、これに一言連絡くれればいいよ」
そう言って零人は手元のスマホを指す。
虚はこの春、入学祝として明宏たちにスマホを貰っていた。
「そうですか……
ですが、特に興味が惹かれた訳でもないですし、何かよっぽどのことがない限りはそのまま帰ってきます」
「そっか。」
零人はそれっきり、黙々と夕飯を食べ進める。
そんな様子の零人に首を傾げるも、虚も夕飯を食べ進めていく。
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