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「じゃあ皆、行きましょうか。 ちゃんとお家の人に行ってきますはするんですよ?」 「はーい!」 「おとうさん、いってきまーす!」 「いってらっしゃい。」  虚は子供たちと一緒に少し離れたところにいる零人のもとに行く。 「零人、行きましょ?」  そう手を伸ばしてくる姿は、とても綺麗で。 「……っ うん」  零人はただそう答えることしか出来なかった。
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