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お腹が満足した花蓮と私は、少し散歩するためにイルミネーションがきれいな公園に足を運んだ。
花蓮は常に私の傍にいてくれて、公園の中では私の隣にいてくれた。
私はクリスマスイブに花蓮とこうしてきれいなイルミネーションを見ながら散歩できることが、とても嬉しくて幸せだった。
私にとって花蓮は、とても大切な存在になっていて、ずっと花蓮と一緒にいたいと思うようになっていた。
「イルミネーションきれい…」
花蓮の言葉に私も、
「うん、きれいだね!」
と言葉を返した。
少し歩いた所にベンチがあったため、花蓮と私は座って話をした。
「花蓮とずっと一緒にいたいな…」
私が話すと花蓮が、
「私は真桜といつも一緒だよ!」
と優しく返事をしてくれた。
「花蓮はまた人形に戻っちゃうのかな?」
私が悲しそうに言うと花蓮が、
「私にも分からないけれど、たぶんね!」
と答えてくれた。
「今度はいつ会えるのかな?」
私の質問に花蓮が、
「いつか分からないけれど、きっとまた会えるよ!」
と優しく教えてくれた。
時間が経つのを忘れてベンチに座っていた花蓮と私は、アパートに帰ることにした。
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