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それから更に1時間後。買い物を終えた5人がクリスマスツリーのところへ集まってきた。
【あっ、5人ともおかえりー!】
紅「あっ、翼!まだそこにいたの…って、誰!?なんか男の子がいるんだけど!!」
聖「えっ、もしかして…翼の彼氏!?」
【彼氏じゃないよ!ただの友達!!】
イ「はじめまして、霧下イエスです!」
イエスはにっこりと微笑みながらそう名乗った。
彩「翼ちゃんの友達…?ということは、もしかしてあなたも神様なの?」
聖「でも翼と違って本名なのに、苗字があるなんて珍しいね。」
【実はイエスは神の国の中でも数少ない、神と人間のハーフなんだ!下界では霧下イエス、神の国ではイエス・キリストとして生活してるんだよ。】
紅「神と人間のハーフ!?すごーい!!!」
【…そう、イエスは神と人間のハーフだから、神の国と下界をゼウス様の許可無しでも自由に行き来できるんだよね。羨ましいよ…( ´・ω・`)】
イ「アイテールから話は聞いたよ。君たち5人が、アイテールに魔法石を託された魔法少女なんだよね?」
紅「あっ、そうなんです!!私は日田紅里!そしてあそこにいる紺髪なのが美麗で、そこの金髪なのが千聖!茶髪の子が彩葉ちゃん、そして黒髪の子が月乃ちゃんだよ!」
【……っていうかイエス、あんた毎年この時期になるとどこかしらのクリスマスツリーの前に突っ立ってるよね?誕生日だからってそんなことしてたら変人…いや、変『神』に思われそうだけど?】
紫「…誕生日?それって、さっき翼が言いかけてた…」
聖「えっ!?もしかしてイエス、君今日誕生日なの!?」
【そうだよ!私がさっき言いかけたのはコイツのことなんだよ!!紅里のせいで言えなかったんだけど……】
紅「ごめんごめん…💧」
彩「そうなの!?おめでとうイエスくん!!…あっ、そうだ!翼ちゃんまだ交換会のプレゼントを買えてないのよね?翼ちゃんが買い物をする間に、私たちでイエスくんの誕生日プレゼントを買うっていうのはどう?」
水「良いわね、それ!!」
聖「ナイスアイデア!!よーし、それじゃあ行こうか、イエスも!!」
イ「えっ、良いのかい!?」
紅「もちろん!!それじゃあレッツゴー!!」
紅里の一声で、翼を除く6人は一目散に店に向かっていった。
【あっ、ちょっと待ってよー!!】
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