サイエンス・フィクション

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サイエンス・フィクション

AI、人口知能、クローン、ドローン、ナノマシン、宇宙旅行、スペースステーション、自動運転、電気自動車、指紋認証、虹彩認証、仮想現実、強化外骨格、パワードスーツ、二足歩行ロボット、光学迷彩、空飛ぶ車・・・・小さな技術を上げたらキリがない。 最新技術と言われている物のほとんど、いや全部と言っていいだろう、何十年も前にSF小説、映画の中に描かれた物ばかりだ。 残された物は、タイムマシン、アンドロイド、宇宙人くらいだろうか。 それもきっといつか現実になるだろう。 小学生の時に「インターステラー」という映画を観た。 映像、設定、ストーリー、全てにおいて雷に打たれたような衝撃を受けた。 それまで、アニメ映画しか観ていなかった僕には、本当に人生を変えるショッキングな出来事だった。 監督の名前はクリストファー・ノーラン。当時ハリウッドでナンバーワンのSF映画監督だった。何本かの映画の監督をした後「ダークナイト」の大ヒットし名実ともにSF映画監督ナンバーワンになった。 『「インターステラー」はノーラン版「2001年宇宙の旅」だ。』という解説記事を見かけて、僕は「2001年宇宙の旅」を観てみることにした。 人生で2度目の衝撃を受けた。小学生の僕にとってストーリーは難解すぎて全く意味がわからなかったが、その映像、美術の美しさに驚愕した。そして、この映画が50年以上ものだと知ってさらに驚愕した。とくに作中に出てくるAI「HAL9000」。 後の多くのSF作品にも影響を与えたあの見た目、あの設定。50年たっても色褪せてない、驚きと感動を覚えた。 「インターステラー」「2001年宇宙の旅」に出会ったから僕はSF映画に夢中になった。最近映画のCGを使った最新技術から作られる映像ももちろん好きだけど、古いSF映画の設定や、美術、デザインなどの方に惹かれて年代、メジャー、マイナー映画を問わずSFと言われる物を観漁るようになった。 何本観たかも覚えていないし、好きな映画の感想をここで語るとこの物語は永遠に始まらないので、そんな僕がSFの中でも好きなことを少しだけ語ろうと思う。 「HAL9000」の影響なのか、AIや、アンドロイド、ロボット、レプリカント、人造人間にすごく惹かれる。 沢山の作品に沢山のAI、アンドロイドがでてくる。反乱を起こしたり、友好的だったり、人間に紛れて生活をしていたり、兵器として敵対していたり、冷血で感情をもっていなかったり、人間の気持ちを理解しようとしたり、人間とまったく変わらない存在だったり、さまざまな描かれ方をしている。 おそらく何らかのアンドロイドは近い将来この世界に現れるんだろう。 SFがこれまで世の中に生み出してきた歴史をみれば否定することはできないだろう。 できれば僕が生きている間にアンドロイドの誕生に立ち会いたいものだ。 SFは映画だけではない、小説、漫画、アニメ、沢山の良質な作品がある。 もともとは小説が始まりではあるのだが・・・・僕は小説にはそこまでのめり込めなかった。僕はやはり映像、ビジュアル表現も含めたSFの世界の方が好きなようだった。 ということで、漫画、アニメのSF作品にもドップリとハマってしまった。 幸いというか、この日本には良質なSF漫画、アニメは沢山ある、1日1冊の漫画、1日1本のアニメの1話を観たとしても僕の人生が終わるまでに見切れないくらいに。 「インターステラー」を観てから数年、僕は毎日何かしらのSF作品を観ている。 そう、僕はすっかりオタクになっていた。
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