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2月下旬、月曜日。
その日は、朝から何だか身体に力が入らない感覚で…。
でも、本当にそれだけだったので普通に会社には出勤した。
ただ、昼休憩後、午後の仕事を始めると、徐々に体調は悪くなっていき…。
気付けば…頭痛、悪寒、そして倦怠感。
“ヤバい。
これはちょっとダメなやつな気がする。
嗚呼…ダルいよー。(泣)”
どうにかその日の仕事を定時で終え、定期バスに乗り駅へ。
下りのホームに降り、空いていたベンチに身体を沈めるように座る。
身体中がゾクゾクして、関節が痛くなってきた。
熱いのに寒くて、息苦しくて…。
本格的に体調が厳しくなっていく中、わたしは1人電車を待っていた。
そんな時、
《○○線下りをご利用のお客様にお知らせ致します。……》
無情なアナウンスが、わたしの耳に…。
それは、信号トラブルによる下り電車遅延のアナウンスだった。
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