4.その回り道に、愛しさの行方

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『お前らほんっと、しょうがねえなあ』 ――青春真っ只中だった、あの頃の 大好きな幼馴染の彼曰く。 17309d2f-f840-45ef-9de4-f42fe8daa306 「臨、いつから私のこと好きだったの?」 「最初」 「さいしょ…?」 「こうやって自転車の後ろ乗せた時。多分一目惚れ」 「……」 「いた、なんで殴んの」 「分かりづらい」 「あと、初日から遅刻しても絶対に 節の所為にしないところも好きだった」 「……」 「お前殴んのやめろ、振り落とすぞ」 これはがむしゃらだった私達が ゴールに漸く辿り着くまでの  何よりも愛しい "超最強ルート"
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