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寝坊の話
筆者が小学校低学年くらいの頃に体験した話。
ある朝、母が焦り気味に筆者を起こしてくれた。
母が少し寝坊したので、一人で起きられない筆者を慌てて起こしてくれたのだ。
「寝坊するとか珍しいな」と筆者が母に言うと、母は「パパちゃんが夢に出てきて起こしてくれへんかったら、もっと寝坊してたわ」とホッとしていた。
パパちゃんとは、筆者からすれば母方の祖父にあたる人物であり、当時既に故人であった。
その日は母の誕生日だったので、夢枕に立ってくれたのはプレゼントだったのかもしれない。
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