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四宮 正和は、今年新卒で入社してきた。
初々しい新入社員たち、といっても3人しかいなかったが、の中では、1人だけ目立つ存在だった。
黒髪をオールバックにした四宮は、男の私から見ても色気の漂ういい男だった。
どこか、危うさも併せ持ったその美しい男は、予想に反して非常に優秀で、すぐに頭角を表してきた。
それに伴いいろいろな噂も聞くようになった。
四宮は、社内の男女問わず誰からも人気があった。
そして、本人もそのことをよく知っているようだった。
そして、その魅力をうまく利用していた。
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