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多賀は警備員をしていて、夜は仕事に行き、昼間は寝ていた。恵美里自身も昼夜逆転に近い生活をしていたため、違和感はなかった。家にいるときも、ゲームをしているばかりで、私には興味ないようだった。
一週間ほどして、多賀は体を求めてきたので、恵美里は許した。ただで泊めてもらっているお礼のつもりだった。多賀はヘタクソだった。高校一年のときに付き合っていた元彼の方が良かったと思った。
翌日、多賀が仕事で家を空けているすきに、恵美里は多賀の家を出た。
(続く)
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