わんチャンス

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☆ ドッグショー当日。会場に来た小夜は、清々しい気分だった。もう、自分だけのためにここにいるわけではない。ちくわと、より楽しく、幸せな日々を過ごすため。そのために頑張ってきたのだ。 だっこしていたちくわを床に下ろす。それから頭を撫でて、微笑んだ。 「行こうか、ちくわ」 「わん!」
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