グミ友だから

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「お先、失礼しまーす。」  バイトが終わり、家路に着く太一が背後に人の気配を感じて振り返る………。 「あ、すみません…………」 「……………!!」 …………ぇぇぇえええ!!何で?何で??何でヒーラーさんがここに?  躊躇いがちに太一に話し掛けるヒーラーさんが困った表情をしている。何か事情がありそうだ。 「どうか………されましたか?」 「あの………以前も何度か偶然お会いしたことがあるって、ご存じでしたか?」 「あ、はい!あのー、あれですよね………横断歩道で………」  恥ずかしそうにコクリと頷くヒーラーさん。………夢でも見ているのだろうか?段々本気でそう思えてきた太一は、ヒーラーさんに気付かれない様にズボンの上からももをつねった。 「………いった………!!」 「………………??」 …………あぁぁもう何やってんだよ僕はぁー……ヒーラーさんビックリしちゃってんじゃんよー………でも、夢じゃない!  少し迷った挙句、ヒーラーさんが顔を上げて太一に言った。 「…………あの、警察の方とお知り合いなんですよね?」 「……………え??」
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