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「…………後をつけられてる?」
「………はい………。」
「こいつに?」
「………………(怒)」
「いえ………別の人に。」
「………僕を選択肢に入れた事を謝って下さい。」
「ちょっともう一個グミちょうだい。」
「………自分の立場分かってます?(怒)」
イラつきながらグミの袋を漁る太一に構わず、警官が女性に質問をする。
「犯人に心当たりは?」
「怖くて振り返れなくて………顔は分からないんです。私の知っている人の中ではそんな事をするような人も、されるような覚えもありません。」
「んーそっかぁ………じゃあ後で一緒に外に出てみましょうか。俺とこいつが少し離れた所で見張っているんで。」
「え?僕もですか?」
驚いた顔でそう聞く太一の肩をグイっと引っ張り、耳元で囁いた。
「かっこいいとこ見せてやれ、気になってるんだろ?」
「……………!」
…………あれ?ホントは良い人?
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