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…………声を掛けたら、どうなる??いやでも、反対側に居るって事はすれ違う訳だから……そうか、じゃあ渡らないでここで待ってればいいのかな?いやでもそれじゃあ不審者だよ……。
「またお前か。」
…………その声には聞き覚えがある。あぁ、そうだ間違いない………お巡りさんだ。
「え………あ、ご苦労様です。」
「懲りないね、君も。確かあの時も同じ女性を見てニヤニヤしてたよね?もうこれは常習犯って事でいいのかな?」
「いえ、違います!!これは本当にまぐれで………!信じて下さい!」
「信じろって言われてもねぇ………どっからどう見てもストーカーでしょ、君。」
「違います!僕はプラモデル以外に興味なんてありません!………あ、あとちなみにそれの元となっているアニメももちろん好きですけど………」
「別に聞いてないよそんな事。」
話し掛けて来るのはいつもこっちの警官だが、後ろに立っているのは研修生のようなものなのだろうか?ただじっと二人のやり取りを見つめている。前回もそうだった。後ろの警官は一言も話さずにただ後ろに立っているだけだった。
「え、ちょっと、何するんですか?」
「はい、じゃあ一緒に来てねー、職質パート2ですよー。」
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