白い猫

4/4
前へ
/18ページ
次へ
✡✡ 猫は、私の横を起用にチョコチョコと 歩いてついて来ていた。 (そう言えば…この猫、華に似ている…) 1年前に死んでしまった愛猫の華に 似ている白猫に、私は心を絆されていた。 家の前まで来て、私はハッとして 猫に向かって確認していた。 「家に猫が12匹居ること…聞いてます?」 『了承してるよ!』 私は、猫の返事にホッと胸を撫で下ろしつつ ふと、亡き猫たちのことが頭に過った。 もう、ほとんどが老猫の我が家の猫たち この1年で4匹も虹の橋へ見送った。 猫たちを亡くしただけでも かなり辛いのに さらに大切な娘まで…(´;ω;`)ウッ… 『コラコラ! また、しんみりしてる! 早く家の中に入れておくれよ!』 「あ、は、はい!」 またまた、猫に怒鳴られて 私は、苦笑いしながら 玄関を開けてどうぞと言って 猫を招き入れていた。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加