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集合意識という井戸
寝ている間に「夢を見る」という体験。
それは誰もが体験している。
心霊術師から見れば夢見る人達は
「カタツムリが殻に篭って眠っている」
ように見える。
その心霊術。
基本的には、集合意識という溜池の(もしくは井戸の)「自他の区別のない領域」で起こる特色化・または普遍化の「調整」を行うものである。
「自他の区別のない領域」に「自他の区別が有る意識(自我)」が入り込み「特色化」が起きる。
その様を観察する。
その結果ーー
「望ましくない特色化」を引き起こした者の自我に関しては、それを攻撃し、壊し、特色化により改悪された集合意識を凡庸化・普遍化させ元々の状態へ近づける。
そういった「調整」が存在しているからーー
人々の意識は平和ボケ状態のまま人生を過ごしていけるのである。
心霊術師には
低次アストラル界でそれなりに力を持つ妖怪的な抽象度の低い存在と
高次アストラル界で影響力を持つ精霊的な抽象度の高い存在がいる。
そんな中で、心霊術師になるべくして心霊術師になってしまう者達は…
自分自身が覚醒する時期を
「欺瞞に耽ってでも維持したい、と思うような資産やコネを何も持たない」
といった
「しがらみが全て断ち切られた時」
に合致させて目覚める。
そうした覚醒条件こそが
「人類の聖域に俗世の欲を持ち込ませない」
という覚悟の表れでもある…。
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