デバッグ流星群

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 原理は不明だが、この星ではその日に修正されたバグの数だけ、流星が見られる。特に大規模なシステム障害の後は、日付をまわったあたりから明け方近くまで、断続的に多くの流星が夜空を駆け巡る。この現象は一般的に「デバッグ流星群」と呼ばれている。終電帰りのシステムエンジニアやプログラマはこれを見て、リリースまでの激務と終わりの見えないバグ対応に思いを馳せ、様々な気持ちの入り混じったため息をつくと言われている。
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