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【おわりに】
「改めて書いてみると『いかにまだ、実現できていない項目があるか』を思い知らされました」
「『理想と現実の違い』を伴った弾丸が、冒頭の過剰すぎる保険のような言葉のコンクリ壁を突き抜け、五十一こ目の最終防壁を突き破り、筆者の脳髄へ突き刺さっています」
「自身の思考で自信が自決されました。事故です。調査として、現場の文章を推敲しないと──……といった具合で、封鎖するように話を締めさせてください」
「ここまで読んでくださり、ありがとうございました」
──そこまで喋ると、いつかと同じように突然現れていたランタンが、横倒れになっていた。灯りはもう、消えている。いや……もしかしたら、記憶という夜空のどこかで、光り続けているのかもしれない。
推敲ス―サイド 了
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