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お腹…空いた
朝はバナナ1本だけ、お昼はおにぎり2個とサラダ。
いつもの量の1/10くらいだ。
午後の授業はお腹がぐうぐう鳴って止まらない。
「アズサ、食べる?」
休み時間に後ろの席のユキちゃんが
差し出してくれたのは…
「あっ!!やみつきスナックだ!!いいの?」
「やっぱりアズサ、好きだよね?コレ…」
ダイエットの話はマコトしか知らない。
だからユキちゃんの親切は悪気ではないのだ。
「いただきまーす」
スナックの袋に手をガバッと突っ込んで
スナックをつかみ出し、アーンと口に運ぼうとした
その時、その手を思いっきり掴まれた。
「だから、ダメだってば!!ダイエット中でしょっ」
マコトに見事阻止されてしまう(泣)
「お腹空いちゃって…少しだけ…ダメ?」
「コレがどれくらいカロリーあるかわかってんの?」
「え?アズサ、ダイエットしてたんだ?ごめんね〜」
私の目の前で愛しのやみつきスナックは
再び袋に戻されてしまい…。
「アズサにお菓子は与えないでよ、みんな」
動物園のパンダか、私は…。
あああ…お腹…空いた…(泣)
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