脱・我儘ボディ

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翌朝 早朝、家の近所にある川沿いの道を走って歩いてを繰り返しながらランニング兼ウォーキングをした。 朝からランニングをしている人は、意外といるようだった。 母には持久走大会でビリになりたくないからと言ったら、「ランニングするなんて、当日は台風になるわ」と言われた。 家の前で軽く身体をほぐした後、走り出した。 川沿いの道を走り始めて、5分も経たずに歩いてしまった。 走っては歩いてを繰り返しながら。 脇腹は痛いし、身体は重いし。 ただ早朝の川沿いの道は、風がすごく気持ちよかった。 朝のランニングを始めてから夕方になると猛烈な眠気に襲われて、普段ならお菓子をしこたま食べているはずなのに夕飯まで睡眠を貪っていた。 それが幸いしたのか、暫くすると順調に体重が減っていった。 その頃から、痩せた事に気づいてくれる人が現れた。悲しいかな近所のおばちゃん。 おばちゃんが「痩せたんじゃない?」って、無遠慮に言ってきた。 しかし、肝心の秋山は気づいてくれなかった。
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