50人が本棚に入れています
本棚に追加
旅立ちの日が来た。
空は快晴。
穏やかな気候。
景色も最高。
「でさ....何でおまえらがいるの?見送りか?」
「師匠、まさか弟子を置いて行くという非人道的な真似はしませんよね?」
「イッポンスギがSランク冒険者になったら私たちは最強のパーティーだ」
「イッポンスギお兄さんと旅をする私が見えます」
いや....
「ジャッキーはAランクになったんだから俺がいなくても大丈夫だろ?アンジーは既に最強冒険者!マギー....おまえ国王の相談役だろが」
みんな十分やっていけるじゃん....
「師匠....」
「イッポンスギ....」
「イッポンスギお兄さん....」
おまえらその上目遣いヤメロ。
あ、分かった。
「おまえたち、俺と一緒だと美味いものが食えるからとか....」
「師匠!それは心外です!」
「イッポンスギ!そんな考え方はあんまりだ!」
「お、お兄さん....私悲しい」
「おまえたち今のセリフを俺の目を見てもう一度言ってみろ」
何でみんな横向いてんの?
ジャッキー、口笛がわざとらしいぞ。
最初のコメントを投稿しよう!