おはなし

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『飼い主、死んだんだ。』 エルザがいうには かいぬしさんは もともと からだが弱かった あまりながくは 生きられなくて それでも エルザを可愛がった 『30歳くらいの女の人だった。毎日遊んでくれたし、かかさずエサもくれた。一緒に寝た事もあったんだぜ』 朝起きたら、飼い主は死んでいた。 自分じゃ、どこにも電話できない。 人も 呼べない。 このままこのウチにいたら… 誰かに俺の存在がバレて。 誰かが俺を引き取るかもしれない。 だったら 早く この家から いなくなろう そう 決めた
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