甘い朝

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金曜日の昼休み。 外はすごくいいお天気で、生徒たちが騒ぐ声が窓の外から聞こえてくる。その窓の全てのカーテンを閉めて薄暗くなった化学準備室の部屋の中は異様な熱気がこもり、ギシギシ鳴る机の音と卑猥なぐちゅぐちゅという水音が鳴り響いている。そして激しい息遣いが二つ・・・。 「あっあ・・・だめ・・・さわったら・・・」 準備室の机にうつ伏せに凭れ、後ろから激しく突かれながら今にも爆ぜてしまいそうな昂りを握られる。 「分かってる・・・イケよ」 後ろをガンガン突かれながら前を扱かれ、耳元でそう囁かれた瞬間、僕は堪えきれずにイってしまった。 「あっ・・・あぁ・・・」 すると今度は繋がったまま左足を高く抱えあげられ、さらに深く挿入される。そしてそのまま、激しく抽挿されると僕の昂りは萎えるまもなく再び硬さを増し、わけもわからず高みへ押し上げられていく。 「あ・・・ぁん・・・深い・・・」 あごをとらえられ、閉じられなくなってはしたなく唾液が零れる唇を合わせられながらさらに奥深くを突かれ、そこに熱い迸りを感じた。 あ・・・いっぱい出てる・・・。 そして口内を思うさま嬲られながら前を再び扱かれ、僕も弱く二回目を放つ。 しばらくどくどくと脈打つ昂りをそのままに、事後の余韻に浸りながらキスを続けていたけど、そうのんびりもしていられない。 「そのまま待ってろ。今出すから」 自身を引き抜きティッシュでそこを拭うと、そのままうつ伏せている僕の後孔を広げて中に出したものを掻き出していく。 「・・・なんで・・・ぁん・・・着けなかったのっ」 机にしがみついて耐えるけど、その指、絶対わざとだ。 「職員室に忘れてきちゃったんだよ。取りに行く時間なかったろ?・・・イっていいぞ」 ニヤニヤしながら耳もとで言うと、後処理をしながら中の指の1本が僕の感じるところを抉った。 「あぁ・・・」 相手の思惑通り僕は緩くイカされ、漸く後ろも前も綺麗に拭かれて身支度を整えられた。とその時、タイミングよくお昼休みが終わるチャイムが鳴る。 「こんな顔で帰したくないな」 そう言って僕に軽くキスをすると、準備室のドアを開けた。 「(こう)ちゃんのせいでしょっ」 そう言いながら僕は開けてくれたドアから出て、教室に戻った。 皓ちゃんは僕の従兄弟でこの学校の化学の先生。そして僕はここの1年生。 母親同士が仲のいい姉妹で、家も同じマンションの階違い。共働きの両親に代わって僕の面倒をずっと見てくれてたのが、この10才年の離れた従兄弟の皓ちゃんだ。 本当に小さい頃からいつも一緒で、僕を育ててくれたのは皓ちゃんと言っても過言ではない。 本当に全部、皓ちゃんに教えてもらった。 鉛筆の持ち方やお箸の持ち方、文字も計算もみんな教えてくれたのは皓ちゃんだ。 いけないこともたくさん教わっちゃったけどね。 皓ちゃんが家にいる時は、僕はほとんど皓ちゃんの部屋で過ごした。皓ちゃんも僕のためなのか学校以外はほとんど出かけず、ずっと家にいた。だから僕は皓ちゃんと一緒にいることは当たり前だし、当然のように皓ちゃんの言うことに従った。皓ちゃんは僕を守ってくれる人。だから絶対に嫌なことはしない。そう僕は、皓ちゃんに全幅の信頼を寄せていた。
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