公園にいたのは

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公園にいたのは

俺は美麗と付き合っている。 小学校の時からずっと付き合っている。 中等部1年のとき初めて美麗が親に虐待を受けていることを知った。 それから1年間美麗と連絡を取りながら学校生活を送っていた。 美麗は虐待を受けて苦しい思いをしても一切俺にそのことを言わなかった。 中等部1年最後の登校日 俺はいつものように美麗に連絡をして学校に行った。 部活をして帰ったため辺りが暗くなっていた。 暗いのが苦手な俺は少しでも明るいところを通って家に帰った。 俺が通った場所は公園だった。 公園の中に入ったとき泣いている子がいた。 俺は気になってその泣き声のする方向に行った。 泣き声がしたところに行くと顔は暗くてよく見えなかったが、 怪我をしていたので俺は家に連れていき怪我を治してあげた。 怪我を治し終わったとき俺はお礼を言われた。 今まで会っていたり電話で話したりしていたのですぐにその声に気づいた。 その声は美麗だった。 美麗は俺に今まで一度も見せたことなかった姿を見せた。 俺は初めて美麗の苦しんでいる姿を見た。
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