1人が本棚に入れています
本棚に追加
冬夢が目を覚ますと少し身体が重だるかった。
天井が目の前に見え、ベッドに横たわっていることがわかったが、天井がいつもと違う。冬夢は起き上がってあたりを見回すとお姫様のようなペッドやヨーロビアン家具などお嬢様風…いや、高級ホテルのような一室に居ることがわかる。大きな扉の前に一際目立つ大きな鏡があり、冬夢は鏡を見てみた。鏡の中にはロングのカールした黒髪に、メッシュのピンクが入った髪、少し垂れ目気味で充血した目。そしてタン
クトップで露出が目立つ服を着ている女性が写っている。冬夢は右、左と見回すがこんなところ見覚えもないし、そもそも見た目も感覚もいつもと全く違う。
夢を見ているのだろうか。
「…ここどこ?」
無意識に口に出した言葉に冬夢はビックリした。
まず、声も冬夢の声とは程遠く、女性の大人っぽい見た目とは逆に幼女っぽい声質だったからだ。
最初のコメントを投稿しよう!