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世界観/人物設定
☆Dom/Subユニバース世界観☆
Dom/Subユニバースとは、
性別とは異なる特性(ダイナミクス)が存在する世界
☆どのような特性があるの?
Dom
・支配したい
・お仕置したい
・甘やかしたい
・褒めてあげたい
・守りたい
・(相手からの)信頼がほしい
→個によってどの欲求が強く出るかは様々。(例:甘やかして信頼されたい欲求が強いなら、Subに傷をつけたり、痛みを与えるようなプレイでは欲求が満たされない)
Sub
・支配されたい
・褒めて欲しい
・尽くしたい
・構って欲しい
・(相手を)尊重したい
Subの個性
・バニラ系→甘えたい、尽くしたい欲求が強い者(ハードなプレイは苦手)
・ツンデレ系→ツンケンした態度が多いが、甘えたい虐められたいというデレの気持ちを素直にだせない者(依存度は低いけれど、素直になれない分、欲求を満たすことが不十分な場合も……)
・ハード系→お仕置きされたい、虐められたい欲求が強い者(ソフトなプレイだと物足りない)
Normal
Dom性もSub性も持ち合わせていない者やどちらかのダイナミクスが未発現の者。
どちらも持ち合わせていないため、本能や欲求に悩まされることがない。
Switch
DomとSubどちらのダイナミクスも持ち合わせていて、切り替えができる者。
大変珍しいが、その分、本能や欲求のコントロールができるようになるための苦労がある。
以上のような本能を持ち合わせていて、Dom、Subどちらの性でも、本能や欲求が満たされないと心身に不調をきたしてしまう。
心身ともに健康的なダイナミクスの維持のために、さまざまな医療的、社会的、福祉的サポートがある。
特に、Dom/Subは、主従関係を結びパートナー同士となる。パートナー関係は、セフレや一夜限りの一時的なものから、婚姻関係と同等なものまで存在している。
どのパートナー関係とするかは、Dom/Sub双方の考えにより決められる。
※国により、Dom/Subパートナー関係へのサポートや理解は異なる。
《Dom/Sub双方にとってウィン・ウィンの関係が理想》
Collar【カラー:首輪】
Dom/Subのパートナー同士の証。
DomからSubに贈り、Subが着けることで成立する。Collarを着けたSubは、決められたDomがいる証となり、他のDomからの干渉を受けなくなる。
Collarを着けていないSubは、パートナーがいない/決まった相手がいないからパートナー探し中のような意味がある。
《Collarを外す》=パートナー関係の解消
首輪そのものから、仕事や私生活で着けやすいようカジュアル系やフォーマル系なものまで多種多様なCollarが作られている。
【抑制剤と安定剤】
ダイナミクスが発現したばかりでうまくコントロールできない者、特定のパートナーがいないため定期的にダイナミクスを満たせない者、ダイナミクスが強く発現し相手に対して過度な欲求を求めてしまう者など、ダイナミクスの安定のために用いる薬。
Domは、相手を支配したい欲を抑える抑制剤。
Subは、支配されない期間があっても落ち着ける安定剤。
Dom/Subのプレイなしでは満たしきれないダイナミクスを薬で永続的に安定させることはできないため、一時的にでもパートナーを探すことが必要になる。
様々な抑制剤、安定剤が開発されているため、個にあった処方がされている。
中には、無認可、処方では合わないため違法な方法で薬を手に入れて服用する者もあり、社会問題になっている。双方が心身の安定をはかれるよう、正しいDom/Sub関係の構築やパートナーの出会い方が模索されている。
【Dom/Subワード】
・Play(プレイ)→Dom/Subの間で行われる双方のダイナミクスを満たすための特殊なコミユニケーション。Domは命令し、Subはそれに従うことで本能や欲求を満たす。
性的接触のあるもの、日常動作に取り入れたもの、BDSMハードなものまでペアによって様々なプレイがある。
・Command(コマンド)→プレイの中でDomが使う命令のこと。
「Kneel(ニール:おすわり、服従基本姿勢)」「Come(カム:来い)」「Stay(ステイ:まて)」「Strip(ストリップ:脱いでみせて)」「Present(プレゼント:局部を見せて)」など様々な命令がある。
・safe word(セーフワード)
Subの安全を守るために予めセーフワードを決めておく。Subが限界を越えそうな時にセーフワードを言うことでDomはどんなプレイも中止、停止する約束。
Subの安全と限界を守ることもDomの責任のため、セーフワードはとても大切なものである。
・After care(アフターケア)
お仕置きの後、きちんとお仕置きを受けたSub褒めて、甘やかすこと。
お仕置きの後に必ずアフターケアをすることが理想のDom。
・Sub space(サブスペース)
お仕置き中やアフターケア中にSubが完全にDomのコントロール下に入ること。
とても心地が良く、ふわふわ幸せな高揚感に包まれる。
スペースに入れるかどうかは、Subの個体差もあるが、Domの力量とSubからの信頼度をどれほどに得ているかに左右される。
双方の信頼と尊重の証。
・Sub drop(サブドロップ)
Subが限界を越えてしまったのにプレイを続けたり、ケアをせず放置することが続くとバッドトリップしてしまい緊張感、疲労感、虚無感、不安感に陥る状態。
双方のコミユニケーションや信頼関係の形成不足から引き起こされる。
・Glare(グレア)
Domが発する威圧のこと。
Dom同士であれば、威嚇にあたり、どちらが強いかを示すものとなる。
グレアを使いSubに対して、怒りを滲ませたり、威圧したりするとSubは何にでも従いたくなる。また怒りを強く感じると本能から項を差し出して服従、降参の姿勢をとる。
・Defense(ディフェンス)
Subに危害を加えられそうになった時に、Domが過剰に保護しようとする行動。
周囲に対して暴力的になってしまう。
☆Dom/Subユニバースと社会☆
【プレイの好みが合えば……】
性別とは異なりもう1つのダイナミクスは、定期的なプレイをしなければ体調不良を引き起こし、放っておくと精神に異常を来たしてしまう。
そのため、ダイナミクスが世の中に浸透してきた現代では、第1の性(男女)にこだわらずに「Dom/Sub双方が健全なダイナミクスの安定維持ができる相手」であれば、性別は問わないという考えが増えてきている。
【Dom/Subの心理〜良いパートナー関係〜】
どのような関係においてもDom/Sub一方の欲求が強すぎたり、一方の欲求ばかりが満たされるプレイは長続きしない。
支配したい、支配されたいという関係であったとしても、お互いへの「信頼」と「尊厳」がきちんとされた上でなければ長続きしない。
最悪の場合、SubがDomからの支配に耐えられずにDropしてしまい、精神を病んだり、事件化したりすることもある。
よって、良いDom/Subのパートナーとは、
〇Domは自身の嗜好を自己理解し、Subの許容範囲を的確に見極めること。
〇Subも自身のダイナミクスの欲求の種類を自己理解した上で、尽くせる範囲と無理な範囲をDomへ伝えること。(無理な要求にはセーフワードが言える関係づくり)
双方がダイナミクスを満たし合う「対等」な関係が理想である。
支配されるからSubが格下ではないし、Subに負担がかかる場合には、SubにはDomを選ぶ(逆に拒否する)権利が存在する。
しかし、この関係というのは明確な規定があるわけではないため、Dom/Subのプレイにおける問題や事件は、よく起きているため社会的な課題となっている。
【ダイナミクス専門の機関の整備】
上記のような社会的な課題に対応するために、
行政機関、法執行機関、医療、福祉、教育などにおいて、ダイナミクスに関する問題に対応する専門部の必要性が増している。
たとえば……
病院→ダイナミクス科
警察機関→ダイナミクス組織犯罪対策課
国によって整備の進み具合は異なり、ダイナミクスと折り合いをつけて生きていける支援が進められている。
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☆登場人物☆
【メインカプ】
・眞神 薫(まがみ かおる)
警察本部ダイナミクス組織犯罪対策課捜査官
28歳
Dom:周りからはDomとしての圧が強いから近づきがたいと怖がられることが多い。仕事柄、その圧は活かされているけれど……。
鍛え上げられた体躯と狼のような静寂な瞳。
健康的に焼けた肌でワイルド系な雰囲気。
不器用な優しさ。
・小鳥遊 千晃(たかなし ちあき)
輸入食品会社「nature」副社長。
小鳥遊グループ次男。
38歳
Sub:ツンデレ系
青みがかった黒髪、整った色白な肌と口許の下にあるほくろが艶のある雰囲気をだしている。
オリエンタルビューティ。
【サブキャラクター】
・茂庭(もにわ)
警察本部ダイナミクス組織犯罪対策課捜査官
Switch
眞神の部下。
童顔、温和な雰囲気だが、眞神には「腹の底が見えない」と言われてる。
上司の眞神にも怖気づかずに接する。
・御剣燿(みつるぎ よう)
カフェ&バー「ブルームーン」のマスター。
Normal
小鳥遊と昔馴染み。
・青葉リアム
Dom
小鳥遊の秘書。
・羽月依春(はづき いはる)
通称ハルくん
Sub
ブルームーンのアルバイト。
リアムのパートナー。
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