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シェイネはそう言って布団に潜り込む。それを見たバートリーが大きなため息をつき、そっぽを向いて寝ているシェイネの背後から話しかける。
「この前みたいに、私が壊れちゃってもいいの?」
「なんか関係あるかよ?」
「大有り。」
「あ〜?」
シェイネが少し振り向いたところでバートリーが顔を寄せ、囁く。
「ルナのせいだもん。」
「………可愛けりゃいいってもんじゃねーよ。」
「あら、照れてる?」
「うっせー。私が男だったら鼻血でも出してたんじゃね?」
「あら、照れてるじゃない。いい目覚めね?」
「皮肉屋め。」
「そうよ。私は皮肉屋のひっどい奴よ。」
「自虐の言葉が止まりませんねぇ?そこまでして私を起こしたいか。」
「えぇ。」
「…ったく。しょうがないな。んじゃ、お前手作りのベーコンエッグが対価な。」
「キラーが作ったやつでいいじゃない。」
「いいや。お前のが食いたいの。…ふあ〜。聞き入れてくれないなら私は二度寝ルートだ。どうだ?聞き入れるか?」
ニヤッと笑うシェイネに、バートリーはため息をついて「分かったわよ」と諦めたように吐き捨て、手を差し出して起きるよう催促する。
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